テアニンってどんな成分?睡眠への効果・サプリメント・副作用など【徹底解説】

テアニン
ケンコー博士
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この記事では、まずテアニンの”成分”や”効果”について解説した上で、”サプリメントや食品”で摂取する方法を紹介します。

テアニンってどんな成分?

茶葉

テアニンは、主に緑茶に多量に含まれる旨味成分で、アミノ酸の1種です。

心身のリラックス効果”がある成分で、茶葉から抽出してサプリメントなどの健康食品に活用されています。

特に「睡眠の悩み」「自律神経の乱れ」「心の悩みやストレス」などに効果的な成分です。

ケンコー博士
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お茶を飲むと”ほっとする”という感覚は、温かさに加えてテアニンの作用があるからだと言われています。


テアニンのリラックス効果は絶大!

リラックス効果

研究によると、テアニンを摂取すると、脳がリラックス状態のときに出る”α波(アルファ波)”が出現することが分かっています。

脳が緊張状態や興奮状態にあるときにテアニンを摂取すれば、心身をリラックスさせ、ストレスをやわらげてくれるのです。

参考元:https://www.taiyokagaku.com/lab/health/theanine_pickup01/

「GABA(ギャバ)」との違いは?

GABA(ギャバ)

リラックス成分としては”GABA(ギャバ)”も有名で、様々な健康食品に利用されています。

ただ、”テアニン”がお茶などから摂れる天然成分であるのに対し、”GABA(ギャバ)”は人間の体内で生成できるアミノ酸であるという大きな違いがあります。

また経口摂取した場合、”GABA(ギャバ)”に比べて”テアニン”の方が脳に到達しやすいという見解が有力で、”テアニン”は摂取から早い効果が期待できるリラックス成分と言えます。


テアニンは”睡眠の悩み”に効果的

朝までぐっすり眠る快眠

テアニンは心身をリラックスさせるだけでなく、睡眠の質を向上させる高い効果が期待できる成分です。

テアニンを摂取すると”30分~1時間前後”で脳がリラックス状態に導かれるため、就寝前にテアニンを摂ることで睡眠の質の向上につながります。

そのため「寝付きが悪い」「中途覚醒」「朝の疲労感」などの”睡眠の悩み”に、非常に効果的とされています。

ケンコー博士
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睡眠の悩みがある方は、テアニン配合のサプリメントやお茶を、就寝の”30分~1時間前”に摂ると効果的です。


テアニン配合のサプリメントの選び方

サプリメント

テアニン配合のサプリメントは、大きく分けて以下の2種類のタイプがあります。

  • テアニンのみを配合したサプリメント
  • テアニンの他にも栄養素や成分を配合したサプリメント

テアニンのみ配合のサプリメントもある一方で、健康の悩みに合わせて他の成分も配合したサプリメントが多く販売されています

「睡眠の悩み」「自律神経の乱れ」には、成分が豊富なサプリがおすすめ

リラックス成分配合のサプリメント

睡眠の悩み”や”自律神経の乱れ”には、幸せホルモン”セロトニン”の不足を補ったり、ビタミンB群・必須アミノ酸などの栄養素を十分に摂ることも大切です。

テアニンと合わせて、ご自身の悩みに効果的な成分が配合されたサプリメントを選ぶのがおすすめです

ある研究によると、「GABA(ギャバ)とテアニンを合わせて摂取すると、GABA(ギャバ)単体よりも睡眠時間と睡眠の質が上がった」というデータもあります。*

*参考元:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30707852/


テアニンは緑茶を飲めば摂れる?

緑茶

テアニンはそもそもお茶の葉から抽出される成分なので、緑茶を飲むことでも摂取することができます。

特に「玉露」や「抹茶」など、濃い緑茶には多くのテアニンが含まれています。

”ストレスを感じた時”や”ほっとしたい時”に緑茶をたしなむのは、心身にとってとても健康的と言えます。

ただ、覚醒作用のある”カフェイン”も含まれているので、なるべく就寝前には飲まない方が良いでしょう。

ケンコー博士
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ほうじ茶”も、緑茶よりは量が少ないですがテアニンを多く含んでいます。


お茶以外でテアニンを含む食べ物は無い?

抹茶のお菓子

テアニンはお茶の茶葉以外では、キノコの一種にわずかに含まれていることしか発見されていない成分です。

そのため食べ物としては、”抹茶やほうじ茶を使ったお菓子”などが、テアニンを摂れる唯一の方法と言えるかもしれません。


テアニンの”摂取量の目安”や”副作用”は?

健康と科学

テアニンは、副作用の心配がほとんどない安全性の高い成分とされています。

ある実験では、「1日の摂取目安量(200mg)の3倍強のテアニンを4週間摂取して、自覚症状を含めて安全性に問題がなかった」という報告もあります。

参考元:https://sixthsenselab.jp/puravida/articles/theanine_reaction/

サプリメントは商品ごとの”摂取量の目安”を守る

お水とサプリメント

サプリメントを使用する際には、商品ごとの案内に従い”摂取量の目安”を守るようにしましょう

特にテアニン以外の成分を配合しているサプリメントも多いため、その場合は他の成分にも合わせて摂取量の目安が設定されています。


まとめ

テアニンは、”心身のリラックス効果”や”睡眠の質の向上”に非常に効果的とされる注目の成分です。

緑茶や抹茶など、自然な食品で摂取できるのも嬉しいポイントです。

また「睡眠の悩み」「自律神経の乱れ」などの健康の悩みがある方は、サプリメントの活用も検討してみると良いでしょう。

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